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体内時計

【概日リズム】

人間の眠りの周期のひとつには、地球の自転のリズムに合わせたリズムがあります。
これを“概日リズム”といいます。

概日リズムとは、“サーカディアンリズム”(circadian rhythm)の訳です。
“サーカディアン”とはラテン語で、(サーカ=おおむね)(ディアン=1日)という意味です。
概日リズムの“概”は、“だいたい”ということを意味しています。

なぜぴったり1日ではなく、だいたい1日なのかというと、地球の自転のリズムとサーカディアンリズムの時間は、ずれているからです。
地球の自転は24時間ですが、サーカディアンリズムは25時間なのです。


概日リズムが発見されたのは18世紀の後半のことです。
植物の葉の規則的な運動が、太陽のないところでも行なわれることから発見されました。
生物の中に独自の時計がある、ということです。

その後の研究で、それは24時間ぴったりではなく、1時間多い25時間だということが分かりました。
この25時間の周期を、“生物時計”または“体内時計”と呼んでいます。


【ホメオスターシス】

人間の睡眠リズムは、概日リズムによってプログラムされていますが、もうひとつ、ホメオスターシスというリズムにも影響を受けています。

“ホメオスターシス”とは“恒常性維持”と訳されています。
これは、大脳に負荷がかかりすぎてシステムダウンしないように、一定の時間大脳が活動すると、脳幹部が大脳に眠くなるようはたらきかけるプログラムです。

人間は、このホメオスターシスによって、起きてから約15〜17時間経つと、自然に眠くなるようにできているのです。
眠くなる時間というのは、いつ起きたかによって決まる、ということも言えるのではないでしょうか。

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