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自律神経失調症

自律神経失調症は、医学上では“不定愁訴”というむずかしい定義をされています。

自律神経失調症とは、頭痛、めまい、肩こり、動悸、倦怠感、疲労感…などの自覚症状があるのに、検査をしても体に異常が見られないことをいいます。
肉体の調子がおかしい、というよりは、どちらかというと精神的なものが原因となるので、検査にあらわれないようです。

ですので、まわりからは原因がよくわかりません。
“仮病”とか“サボり”とか“気のせい”とか思われてしまいがちです。

まわりからそう思われたり言われたりすることで、自律神経失調症の患者さんは、ますます落ち込んで、この病気がますます悪化していく、という悪循環にもなりかねません。


【自律神経失調症と不眠症】

さて、自律神経失調症と不眠症には、なにか関係があるのでしょうか?

自律神経には、“交感神経”“副交感神経”の2種類があります。
この交感神経と副交感神経が交互に優位性を発揮しながら、1日のリズムは刻まれます。

●交感神経
交感神経は、“昼間の神経”とか“エサとり神経”ともいわれます。
日中の活動期に優位になる神経です。

●副交感神経
副交感神経は、“夜の神経”とか“休息の神経”ともいわれます。
日が暮れた後に優位になる神経です。
副交感神経が優位になると、瞳孔が収縮し、脈拍がゆっくりになり、血圧が下がります。
そうなることで、人は眠りやすくなります。

しかし、悩みごとやストレスなどで、自律神経のバランスがくずれてしまうこともあります。
交感神経だけの緊張状態が続いて眠れなくなったり、副交感神経が優位性を保つことが続いて何もやる気が起きなくなったりするのです。

つまり、自律神経のバランスが崩れてしまうと、生活のリズムも崩れてしまいかねない、ということです。
生活のリズムが崩れて不規則になると、朝起きられなくなったり、夜眠れなくなる、というような睡眠障害を引き起こすこともあります。

自律神経は睡眠と関係しているので、自律神経失調症は、不眠症の原因にもなる、というわけです。

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